ワイン専門店|わいんくれーじ
わいんくれーじの輪 Columns
TITLE: 心開けば何処までも!!
執筆者: 嵯峨御流華道家 辻井ミカ
私と“わいんくれーじ”の出会いはホップ・ステップ・ジャンプの出会いでした。
〈まずホップ)
ある日のことです。お弟子さんからお歳暮に頂いた白ワインを飲んだ時のことです。何と美味しい!
どこで手に入れられたワインかしら?と、その包装紙を見ると「わいんくれーじ」と書いてあったんです。これが最初の運命的な出会いです。不思議な名前の『わいんくれーじってどんなとこやろ?」興味が深まります。
〈さらなる出会いのステップ!)
数ヵ月後のことです。不思議さと興味が深まっていた私は、濃厚なワインが飲みたい!と内弟子さんと一緒にわいんくれーじを訪ねることにしました。
「こんにちわ」
ハラハラドキドキしながら重厚な感じのする古い農家のようなたたずまいの入り口を入ると、そこには信じられないくらいのワインの山また山(目がくらくらしました)
「あのー赤ワインが欲しいのですが」
「どのようなものをお探しですか?」
「ドロッドロの」
「え!どろどろ?」ビックリした様子で、
「あー濃いめのワインですね」(にっこり)
その時のはるみお母さんの笑顔が今でも忘れられません。選んで頂いた赤ワインは私の胸に抱かれてお家に運ばれました。美味しかったですよ。でも少し気にかかった光景に心惹かれていたんです。それは楽しそうにお客さん同士が座って話しておられたお店の奥にある大きなテーブルのワインバーでした。
〈意を決し私も仲間入りの最終ジャンプ!)
ある夜半のことです。お稽古の帰りに意を決してワインバーを目指しました。
「こんばんは」
「いらっしゃい。ようこそ」
以前と変わらぬ笑顔で、顔なじみのお客さんの様にお母さんが出迎えてくれました。
「奥のテーブルにどうぞ」
ついに憧れのテーブルに座ることが出来たんです。
その時です。私が座った隣にとても素敵なご夫婦が飲んでおられました。
「どうぞ、お嬢さん。このワインをお飲みになりませんか」ご主人の突然の勧めに
「え!よろしいのですか」うれしいー!
聞けば常連さんでわいんくれーじの地下にストックされているご自分のワインだとのこと。それは今まで私が口にした白ワインとは比較にならない、言葉では言い尽くせない白ワインだったと思います。
こうして“わいんくれーじ”にはまり常連になっていく私でした。
「ホップ・ステップ・ジャンプの出会い」が完成したのです。
雲の様に深くて広いワインの世界。こんな世界が実際にあったなんて。岩田さんは、その全てと言うか地図を知っている方なのです。心に秘めている地図をなかなか人前ではお見せになりません。いつも聞き役に回りながら自然に人をワインの世界に引き込む「ワインの巨匠」です。
懐が深い人。いったん自分が心を開けばどこまでもワインの世界に連れて行ってくれる人です。皆さんもホップ・ステップ・ジャンプの出会いをなさいませんか。
わいんくれーじにもう一度乾杯したいです。「かんぱい!」